メンタル休職から復職した直後の職場で、されて嫌だと感じたこと

メンタル休職から復帰した同僚や部下に対して、どのように接すればよいか戸惑う上司の方も多いと思います。

また、現在休職中で、復職後に、どう立ち回ろうか考えている方も、多いと思います。

 

この記事では、適応障害による休職を経験し、後に復職した僕が感じた、「復職直後にされて嫌だったこと」をまとめました。

あくまで僕が嫌だと感じたことなので、個人差はあると思います。

それでも、ひとつの体験談として、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

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仕事量を安易に増やす

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仕事を安易に増やすのは、復職直後の場合、マズいです。

なぜなら、復職したばかりの人って、無理しちゃう傾向があるからです。

 

これは僕も経験したのですが、やっぱり、復職直後って、これまで休んだ分を巻き返したいとか、社会人としてきちんと働けることを示したいとか、そんな感情が溢れてくるんです。

なので、疲れていても、ついつい強がったり、「まだやれます!」と、やせ我慢しちゃったりするんです。

あと、「仕事量を減らしてください」って、なかなか言い出しにくいですし(本当は言うべきですが)。

こうして、無理を続けていくと、体調が悪化してしまい、休みがちになってしまいます。

これは、復職する側の自己管理の問題でもありますが、上司の側でも、復職者の心情を理解していると、コミュニケーションを取りやすいと思います。

 

復職直後は、どうしても本調子ではないので、業務スピードが落ちています。

僕も、復帰直後は手が動かなかったなぁ・・・

簡単な事務作業でも、数値入力を慎重にやりすぎたり、資料が頭に入らず、2回くらい読み返したりとか、よくやりました。

あと、僕の場合、復職直後は時短勤務でしたので、使える時間が圧倒的に少なかったです。

そんな状況でも、結果を出したい思いで、ついつい無茶しちゃうんですよね。

 

なので、仕事量については、上司と部下との連携が、本当に大切だと思います。

もし仕事量を増やしたなら、必ず、体調や疲労感などを、定期的にヒアリングしてくださると助かります。

仕事を与えられず、放置される

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これは、休職⇒復職経験のある先輩や、リワークで知り合った人からも、よく聞きました。

復職直後に放置状態にされて辛かった」という経験をしている方は多いです。

 

たしかに、復職直後は、簡単な事務作業などから、ゆっくりと業務に慣れていくことが大切です。

でも、負荷の掛けすぎを心配して、ほとんど仕事を与えないというのは、それはそれで苦痛です。

周りの人が忙しく働いている中で、自分はほとんど手を動かしていないとなると、とても居づらいです。

 

人によっては、自ら「仕事を増やしてください!」と上司に頼める人もいます。

自らすすんで、仕事を見つけて、こなしていく方もいます。

でも、なかなか言い出せなかったり、行動に移れない方も多いです。

復帰したとはいえ、まだまだ本調子とは程遠いのですから、仕方ないと思います。

あと、そもそも、上司と密にコミュニケーションを取れている人が、まず少ないです。

 

出来ることなら、上司の側から、積極的にヒアリングして、仕事量が適切が確認するほうがいいと思います。

僕も、上司との連携が取れたからこそ、比較的スムーズに復職できたと感じていますので。

 

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周囲に人がいる中で、体調について聞かれる

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復職直後は、もっとも体調ケアが必要な時期です。

その日の体調や疲労度を、上司と共有しながら、無理なく仕事をすすめる必要があります。

 

僕が勤めていた会社では、メンタル不調から復職した人は、3ヶ月間、専用の勤務シートを上司に提出することを義務付けられていました。

シートに記入するのは、その日の体調や疲労度(5段階評価)、業務内容の感想などです。

シートはエクセルファイルで、自席のPCで記入後、上司宛てにシートのリンクをメールに添付して報告、って流れでした。

 

んでもって、ここからが、僕が体験した嫌な思い出になりますが・・・

上司のひとりが、僕の体調や、勤務シートの内容について、周りに人がいる中で、堂々と聞いてきたんです。

 

もちろん、体調を確認することは、上司にとって大切なことです。

それは、僕も理解しているつもりです。心配してくれている、素晴らしい上司だと思います。

 

それでも・・・衆人環視の中、自分の体調を報告するのって、正直、嫌です。

とくに、「メンタル不調で休職していた」という事実を周囲に知られている状態で、衆人環視の中、聞かれるのは、キツいです。

なんというか、恥ずかしさや負い目とか、色んな感情が混ざり合って、正直に答えられないですよ。

実際、「あー、今日は体調大丈夫です!」みたいに、薄っぺらく返してしまいました。

 

このやりとりが続くと、精神的に持たないと感じたので、上司には勤務シート経由で、やめるようにお願いしました。

それ以降は、体調についての確認は、メールや勤務シートをベースに実施したり、周りに人が居ないときのみになりました。

体調の問題って、デリケートな内容も多いです。

プライバシー保護の点からも、なるべく、周りに聞かれないような環境で、やりとりしてほしいです。

普通に扱って!

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僕が復職して感じたのが、周囲の、たどたどしいオーラです。

(メンタル不調で休職してたって聞いたけど、話しかけていいのかな・・・)

(相談したいことがあるけど、あの人に聞いてもいいのかな・・・)

なんか、そんな感じでこっちを見てくる人、多かったです。

仕方ないといえば、仕方ないですよね。

 

これも、人によって異なるかもしれませんが、少なくとも僕は、普通に接してくれたほうがありがたかったです。

やっぱり、復職直後は、不安ですし、寂しいので、声をかけられると、単純に嬉しいんです。

 

「仕事量の配慮を求めておきながら、ここでは「普通に扱え」ってか!?」

なんて声が聞こえてきそうです。たしかに、身勝手なところもあるかもですが・・・

 

復職直後は、「能力」や「体調」が本調子に戻っていないだけで、その他の部分は、ほぼ変わらないままです。

なので、自分としては、ほぼ「普通」の状態なんです。

過度に心配されると、こちらも、やりにくくなっちゃいます。

さいごに

メンタル休職から復帰した直後は、周囲もデリケートになりますし、復帰した本人も、緊張状態が続きます。

仕事量の調整とか、時短勤務とか、色々な復帰プランはありますが、一番大切なのは、やはり上司・同僚とのコミュニケーションだと思います。

なんかもう、何事でもそうですが、「コミュニケーション」が第一です。

 

もし復帰した職場や上司が、コミュニケーションがとれないような環境・相手だった場合。

すみやかに、所属の変更や、異動などを検討すべきだと思います。

それほど、復帰直後のコミュニケーションは重要だと思いますので。

場合によっては、転職なども視野に入れるべきかと思います。

 

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