
ふと思い立って、休職中に通っていたリワークプログラムの資料を整理していました。
ついつい読み込んでしまい、懐かしさが、こみ上げてきました・・・
休職中に通っていたリワークプログラムの資料を整理。
ついつい読み込んでしまい、2時間くらい経ってました。
忘れていた内容も多く、かなり勉強になりました。それ以上に、当時の懐かしさとかがこみ上げてきて・・・すごく良い時間でした。
— takai@田舎デスクワーカー (@takai_freedom) 2018年10月9日
さて、資料を見直していると、「ジョハリの窓」が目に留まりました。
(そういや、そんなのあったな・・・就活のときもやったなぁ・・・)
そう思いながら資料整理を続けていると、ふと
「あれ、これネット活動でも活かせるかも!」
と感じたので、少し深掘りして、記事にまとめました!
ネット上のコミュニケーションを、もっと円滑にしたい、楽しみたいという方におすすめの記事です!
もくじ
そもそも、ジョハリの窓って?
すっごく、ざっくりと手短に解説しますね。
詳しく知りたい場合は、「ジョハリの窓」で検索してみてください。
ちなみに、「ジョハリの窓」って、ジョージさんとハリさんという、2人の心理学者が発表したから、「ジョハリ」らしいです。
「ジョハリの窓」とは、わたしたちの心の中にある、4つの窓のことです。
具体的には、以下の図の4つです。
んでもって、4つの窓のうち、左上の「開放の窓」の領域を広げていくほど、コミュニケーションが円滑になっていく、といわれています。
なぜかというと・・・
- 自分を偽らず、正直に過ごせるのでストレスが減る
- 相手も自分のことを知っているので、誤解が減る
上のようなメリットがあるからです。
では、「開放の窓」を広げるには、どうすれば良いのでしょうか?
方法としては、以下の2つのアプローチがあります。
- 開放の窓を下側に広げる
- 開放の窓を右側に広げる
それぞれ、見ていきましょう。
開放の窓を下側に広げる
開放の窓を下側に広げるためには、いわゆる「自己開示」がキーになります。
わかりやすく言うと、「自分は○○な人間です!」って、相手や周囲にアピールするんです。
普段の何気ない会話などで「私、○○ってダメなんですよ~」みたいな感じに、サラッと主張したり。
あとは、フランクな自己紹介の場などで、「私は○○は得意ですが、○○が全然ダメで・・・」みたいに喋ったり。
たぶん、色々な方法があると思います。
開放の窓を右側に広げる
開放の窓を右側に広げるためには、「周囲からのフィードバック」がキーになります。
「自分が知らない、自分の一面」について知るためには、周りの人に聞くしかありません。
自分の性格について、周りの人に聞いてみたり、アンケートをとるなどして、フィードバックをもらうのが理想的です。
でも、正直、そんな機会って、あまり無いですよね。
自己分析セミナーとか、特殊な場面に限られるかもしれません。
普段の生活で、他人から得られそうなフィードバックといえば・・・
周りの人から注意されたり、逆に褒められたりしたとき、とかでしょうか。
このような他人からの指摘や称賛は、自分では気づけなかった、盲点・未知の自分ともいえます。
ある意味、「周囲からのフィードバック」に近いともいえます。
これらを受け入れることで、開放の窓を右側に広げていくことができます。
僕が経験したジョハリの窓のメリット
僕自身も、開放の窓を広げるメリットを経験しています。
とくに実感したのが、復職直後のときです。
- フルに働くのが厳しいので、最初のうちは簡単な仕事内容にしてほしい
- 最初のうちは時短勤務で早く帰宅するので、変に思わないでほしい。
- メンタル的には回復しているので、気軽に声をかけて欲しい
これらのことを、復帰後の部署でオープンにしました。
自分の弱みをさらすようで、少々恥ずかしかったですが、そのおかげでスムーズに復帰することができました。
ネット上のコミュニケーションもジョハリの窓で円滑に!?
コミュニケーションを円滑化させる、「ジョハリの窓」の考え方。
この考え方は、ネット上のコミュニケーションでも活かせるのでは!?
そう考えて、これまでの僕の経験を振り返ってみると・・・
今まで、ブログ運営、動画投稿、ネット配信などをやってきましたが、
「開放の窓」を広げることで、ネット活動が楽しくなった経験が、たくさんありました!
もちろん当時は、ジョハリの窓なんて意識せずにやっていましたが・・・
後々になって考えると、じつは「開放の窓」を広げる行動をとっていたケースが多かったです。
ここからは、僕の経験に基づいた、ネット上のコミュニケーションを、より楽しく、円滑にするための、「開放の窓」の広げ方を紹介します!
ネット上の活動で、開放の窓を下側に広げる方法
上でも紹介したとおり、開放の窓を下側に広げるには、「自己開示」がキーとなります。
さて、ネット上の活動で、「自己開示」に関係するものといえば・・・
プロフィールです!
SNSやブログなどには、プロフィールを書ける欄があります。
このプロフィールの充実度によって、ネット上でのコミュニケーションの密度が変わってきます。
たとえば、プロフィールに「北海道在住」と書かれている場合。
そのプロフィールを見ている相手の方は、北海道ネタを聞きやすくなりますよね?
その他にも「30代男性」とあれば、世代ネタなども聞きやすくなります。
これだけで、相手としては、コミュニケーションをとるための素材に困らなくなります。
あと、やっぱりプロフィールが充実している人って、「安心感」がありますよね。
素性が分からない人のSNSやブログよりも、見ていて信頼できます。
また、プロフィールを充実させることで、相手だけでなく、自分もコミュニケーションをとりやすくなります。
というのも、自分の素性をオープンにすることで、より正確に、より正直に、活動できるんです。
これは、インターネットという架空の世界でのやり取りだからこそ、重要性が増している、と僕は感じています。
たとえば僕は、このブログを開設した当初、自己紹介欄は作っていませんでした。
でも、自分の年齢や性別、休職⇒復職⇒退職などの経歴をプロフィールで紹介することで、これまでよりも楽しく記事を書くことができています。
やっぱり、「リアルの姿」と「ネット上の姿」が近づけば近づくほど、密度の高い情報を届けられますし、書いていてスッキリします。
これはもう、明らかな違いとして実感しています。
ただし、プロフィールに関しては、公開のしすぎに注意です。
身バレしてしまうと、会社に居づらくなったり、家族の目が気になるというケースも多いです。
また、住所などがバレた場合、最悪のパターンだと、嫌がらせを受けるリスクもあります。
なので、あくまで公開できる範囲で、プロフィールは書いていきましょう。
ネット上の活動で、開放の窓を右側に広げる方法
開放の窓を右側に広げるには、「周囲からのフィードバック」がキーになります。
ネット活動における「周囲からのフィードバック」といえば、やはり「コメント」です!
twitterのリプライや、ブログや動画・配信などで頂くコメントは、まさにフィードバックといえるでしょう。
ネットの世界は、ある意味、リアルな世界よりも、フィードバックをもらえる機会が多いです。
そして、状況によっては、リアルな世界よりも、鋭い指摘をいただけます。
なにせ、相手が匿名のケースが多いですから、遠慮なくモノを言ってくれるんですね。
それらの指摘を受け入れることで、自分が今まで気づけなかった、自分の姿に気づけます。
もし、「リアルの姿」と「ネット上の姿」が近い方の場合は、ネット上で受ける指摘が、そのまま「リアルの姿」におけるフィードバックにもなります。
個人的に、これは大きなアドバンテージなのではと思います。
もちろん、中にはキツすぎる指摘や、受け入れるべきではない指摘もあります。
そのあたりは、無理して受け入れる必要は無いと思いますし、ヘタに真に受けると、ネット活動がつまらなくなります。
なので、有益なコメントは受け入れつつ、不要なものはスルーするのが大切です。
(でも、この線引きが、とっても難しいのですよね・・・)
さいごに
「ジョハリの窓」にかこつけて、なんだか小難しく書き連ねてしまいましたが・・・
ようするに、自分をオープンして、ネット活動したほうが楽しいし、円滑に進むよ!ってことを言いたかっただけかも。
もちろん、自分をオープンにすることによるリスクは大きいので、バランスを考えなければいけません。
ただ、バランスを考えたうえで、出来る限り自分をオープンにしていくと、ストレスも減りますし、やってて楽しいです。
ひと昔前は、僕も「ネットは完全匿名だから楽しいんだ」と思っていました。
今では「半匿名」くらいが一番楽しいと感じています。
すべてオープンにするのは、ちょっとまだ怖いかな・・・。
ネット活動のやり方は、人それぞれ、向き・不向きがあると思います。
なので、自分をオープンにすることが、必ずしも良いとは言い切れません。
自分に合った距離感を探すうえで、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。