できる後輩に焦る・嫉妬するときの対策は?【僕の経験談も】

できる後輩がいると、焦りますよね。

「自分の仕事が取られるんじゃないか・・・」

「自分は先輩なのに、悔しい、みじめだ・・・」

周りから比較されたり、自分で比較してしまったり。

嫉妬心から、つい冷たく接しちゃったり。

 

ちなみに僕は、プロフィールにも書いてあるとおり、10ヶ月間、会社を休職したことがあります。

復職後、僕がまず目にしたのは、優秀な後輩がバリバリ働く姿でした。

3年前に自分が指導した後輩に、レビューを依頼する立場にもなりました。

なので、後輩への焦りや嫉妬は、ひととおり経験しています(笑)

 

今回は、そんな僕の経験もふまえて、できる後輩に対して、焦りや嫉妬の気持ちを抱いている、あなたに伝えたいことを書きました。

 

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自分で自分を褒めてください

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まずは、こう思ってください。

「自分は良くやっている」と。

自分で自分を褒めてあげてください。

(有森裕子さんの名言をお借りしました)

 

なぜなら、あなたはきっと、あなたなりに努力しているはずだからです。

やれることはやっているのですから、もっと自分を誇るべきです。

 

たしかに、「できる後輩」の前では、霞んでしまうかもしれません。

でも、人間、誰しも得意・不得意があります。

たまたま、あなたよりも後輩のほうが、今の業務の適正があっただけに過ぎません。

 

さらにいえば、「できる後輩」よりも、あなたが優れている点は多いはずです。

それは、業務スキルに限らず、趣味や特技なども含めてです。

 

昔、こんなことがありました。

できる後輩が、PCのモニターの電源がつかなくて、あたふたしてたんです。

僕はそれを見た時、モニター裏のプラグの接触の問題かな・・・と思って、プラグを付け直すようにアドバイスしたんです。

すると、無事にモニターの電源が付き、後輩に感謝されました。

 

思わぬところで、自分の知識や経験が活きることがあります。

この手の話はよくあるので、もしかすると、あなたも似たような経験をしているかもしれません。

 

あなたには、「できる後輩」よりも優れているところが、たくさんあるんです。

今は、たまたま「できる後輩」の得意分野に、フォーカスが当たっているだけです。

「自分は、良くやっている」と、必ず褒めてあげてください。

スキルアップには限界があります

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「でも、私がもっとスキルアップすれば、後輩よりも活躍できるのでは・・・」

「やっぱり、自分の能力を高めないと、ダメなのでは・・・」

 

わかります。たしかに。

でも僕は、「過度な」スキルアップを求める姿勢には、否定的です。

なぜなら、人間の能力には、限界があるからです。

 

人間には、誰しも得意・不得意があります。

努力でカバーできる範囲には、限度があります。

伸びしろには、個人差があるのです。

 

限度を超えてカバーしようとすると、いずれ、心身を壊すことになります。

無理しすぎた人を、職場やリワークプログラムで、たくさん見てきました。

もちろん、僕も経験者の一人です。

僕は、あなたに、そうなってほしくないんです。

 

これは、僕の”カン”なのですが・・・

このページを見てくれているあなたは、やれること、結構やり尽くしてますよね?

すでに、かなりの努力を重ねてきたのではないでしょうか?

 

「スキルアップ方法」とか、「業務効率UPのコツ」とかを調べて・・・

それらを、ひととおり実際に試してみて・・・

それでも、納得いくレベルに達していないと感じるから、悩んでるのだと思います。

 

それだけ頑張って努力してるんだから、もう本当に十分なんですよ。

「まだベストを尽くしてない。まだやれるはず・・・」

そう思っている人は、大抵、ベストを尽くしてますから。

たぶん、謙虚になり過ぎているだけです。

 

やれることはやっているんだから、あなたは悪くないです。

あなたは良くやっているんです。自信を持ってください。

 

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できる後輩との比較は「いたちごっこ」です

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「でも、それじゃあ、ずっと後輩の影に霞んだままなのでは?」

「結局、後輩よりも劣っていると、周りに思われたままなのでは?」

 

そのとおり。ごもっともです。

結局のところ、上の問題に対する解決方法は・・・

比較することを、やめる。

これに尽きます。

 

「なんだ、結局、あきらめろということか・・・」

そう思われても仕方ないかもしれません。

正確に言うと、あきらめるのではなく、考え方を変えるのです。

でも、本当に、これが最善です。

なぜなら、できる後輩との比較は、「いたちごっこ」だからです。

 

考えてもみてください。

もし仮に、自分が1番、仕事ができる立場になったとしても・・・

きっとそのうち、「もっとできる人」がやって来るんです。

なにせこの世の中、かならず【上には上がいる】わけですから。

自分が頂点に立ったとしても、すぐに、その上を行く人があらわれます。

 

いくら能力を高めてトップ成績になろうが・・・

いくら異動して、自分が1番できる社員になろうが・・・

かならず、「もっとできる人」がやって来るんです。

 

他人と比べたって、キリが無いんです。

なので、自信をなくしたり、みじめさを感じたら

「自分は良くやっている」

とにかく、自分を褒めてあげてください。

 

それでも、悔しくて、みじめで、たまらない・・・

という方は、一時的な手段として、「異動」または「転職」で、環境を変えるという手があります。

あなたの能力が、もっと活かせる環境に身を置きましょう。

ただし、他人との比較が「いたちごっこ」という事だけは、忘れずにいてほしいです。

後輩の良いところ、言えますか?

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「分かっているけど、それでも、後輩と比較してしまう・・・」

「どうしても、自分が、みじめに感じてしまう・・・」

 

そんなときは、試しに、後輩の凄いところや、良いところ、尊敬できるところを、5つ挙げてみましょう。

自分を褒めるのと同じイメージで、後輩も褒めてみてください。

 

もし、5つすぐに挙げられない場合は・・・

もしかすると、あなたは後輩のことを、正当に評価していないのかもしれません。

「いけ好かないヤツだ」と思っているだけで、後輩の努力や苦労を、じっくり見ていないのかもしれません。

 

できる人って、必ず、努力をしています。

それも、かなりの努力を、です。

その努力は、尊敬できるもののはずです。

 

ちなみに僕の経験を言うと・・・

できる後輩が「イケメン&院卒」ってだけで、もう嫌ってましたね(笑)

でも、すっごく頑張ってる姿に気づいたんですよ。

資料とか参考書籍に、付箋をびっしり貼り付けてて。

毎朝、30分早く出社して、自席で資格の勉強してたりして。

(僕は遅刻ギリギリで出社してたので、知らなかったのです・・・)

「こいつ、俺より頑張ってんじゃん・・・」

って気づいたときから、尊敬するようになりましたね。

 

できるヤツは、できるヤツなりに、プレッシャーを感じているはずです。

まして、経験の少ない後輩なら、なおさらです。

そんな後輩の良いところを、ひとつでも多く見つけてあげてください。

嫉妬が尊敬に変わる瞬間が、かならず訪れるはずです。

さいごに

焦りや嫉妬は、自己研鑽・自己啓発のカンフル剤となることがあります。

伸びしろがある段階なら、スキルアップを目指してもいいと思います。

 

でも、すでにじゅうぶんな努力を重ねた人にとっては、焦りや嫉妬は、邪魔物でしかありません。

人間には、得意・不得意がありますし、能力には限界があります。

限界を超えて無理をすると、いずれ心身を壊してしまいます。

 

他人との比較は、「いたちごっこ」です。キリがありません。

とにかく、自分と後輩、両方を褒めまくりましょう。

そうすることで、こころの平和が訪れるはずです。

 

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