
「仕事が多すぎて、ついていけない」
「業務内容が難しくて、理解できない」
「もうヤダ・・・辛い・・・」
ものすごく、わかります。
僕は、そういった思いを抱えすぎて、メンタルを壊して休職しちゃったので。
そんな僕だからこそ、苦しんでいるあなたに伝えたいことがあります。
大丈夫、自信をもって。
「私って、ダメだなぁ・・・」
「オレ、社会人として失格なのかな・・・」
そう思っていませんか?
仕事がうまくいかなかったり、怒られる日が続くと、自信が無くなってしまいますよね。
ちなみに、会社を休職する直前の僕は、表情がいつも曇っていて、声が小さくなっていたそうです。
大丈夫です、自信を持ってください。
・・・といっても、いきなり「自信を持て」なんて、無理な話かもしれませんね。
でも、自信を持っていいんです。
なぜなら、少なくともあなたは、「仕事についていけない」という現状と、向き合っているからです。
なんとか現状を変えたいという思いで、このページを訪れているはずです。
それだけで、本当に凄いことです。
だって、世の中のほとんどの人は、「仕事についていけない」と感じても、何もしないのですから。
少なくとも、このページを読んでいるあなたは、行動しています。
自信を持って、いいんですよ。
そもそも、「仕事についていけない」からといって、自信をなくすことはありません。
だって、人間、だれしも得意・不得意があるじゃないですか。
たまたま、あなたの能力にマッチしない内容の仕事というだけです。
悪いのは、あなたを使いこなせていない、上の人たちです。
あなたは、やれることをやっているんです。
「いや、でも私、まだまだ、やれるんじゃないかって・・・」
って、少しでも思った、そこのあなた!
そういう方は、大抵、すでにメッチャ頑張ってるんですよ。
これ以上頑張ると、体と心を壊しちゃうくらいに。
自分では気づきにくいけど。
なので、自信をもってください。
あなたは、じゅうぶん、頑張っています。
そのことを、忘れないでください。
辛い気持ちを打ち明けて
思っていることを口に出したり、話したりすることで、気持ちが楽になります。
休職中、心療内科の先生は「人に話しなさい」と、よく仰っていました。
いちばんマズいのは、辛い気持ちを、心の中に溜め込むことです。
「不安」「焦り」「辛い」といった気持ちは、口から吐き出さないと、心の中で、だんだん大きくなります。
大きくなりすぎて、爆発しないように、こまめに「吐き出す」ことが大切です。
では、誰に「吐き出す」べきか、ですが・・・
もし、相談できる上司や同僚がいるなら、「仕事についていけない」「仕事が辛い」という気持ちを、打ち明けるべきです。
なるべくなら、上司に相談すべきだと思います。
いちばん、何とかしてくれる確率が高いはずなので。
「上司に言っちゃうと、評価が下げられるかも・・・」
「上司に言っちゃうと、仕事量を減らされて、干されるかも・・・」
と、不安になる方も多いと思います。
というか、僕はそう思ってしまい、上司に相談することをためらってしまいました。
確かに、上司に相談するのは、勇気がいりますよね。
しかも、相談したところで、助けてくれるかどうかは、その上司次第ですし。
正直、運の要素もあると思います。
僕の思いとしては、どんな上司だろうと、自分の状況や気持ちを、打ち明けるべきたと思います。
もちろん、直属の上司とソリが合わない場合は、他の人を頼ってもいいと思います。
「評価が下がるかも」「干されるかも」といった心配をして、何も相談せず、結局、体を壊して休職・・・なんてことになったら、悲劇です。
そっちのほうが、よっぽど評価が下がります。
メンタルって、自分が思っている以上に、ダメージを受けてるものです。
頼れるうちに、頼ったほうが、僕はいいと思っています。
あとは、やっぱり同僚に愚痴ることでしょうか。
みんな、同じような思いを、多かれ少なかれ抱えています。
「あ、私だけじゃないんだ・・・」
と気づくだけでも、気持ちが楽になります。
そういえば・・・こんな方もいました。
僕が新人だった頃の先輩で、しょっちゅう「こんなの無理だよ~;;」「おいおいふざけんなよ~!」と、口に出していた方がいました。
あなたの職場でも、いませんか?人に聞こえる声の大きさで、愚痴り始める人。
今になって思えば、あれって、自分の抱えたストレスを吐き出す、とても効率的な方法だったのかもしれません。
実際のところ、その人が(大きな声で)愚痴っていると、「おいおい、どうした・・・」といったように、声を掛けてくる人がたくさんいました。
そのたびに、「いや、実はですね、○○課が無茶苦茶なこと言ってきて・・・」ってな感じで、会話が始まるんです。
自然と、悩み相談が始まっているんですよ。
しまいには、「あ~なるほど、そうすればいいのか・・・」みたいな感じで、解決の糸口まで見つけたようなシーンもありました。
もちろん、大声で愚痴り始めるわけですから、人によってはウザいと感じると思います。
ただ、自分をストレスから守る方法としては、イイかも・・・って思いました。
会社内の人に相談するのが嫌な場合は、社外の人や、友人に打ち明けるのもいいと思います。
「人に話す」だけでも、かなり楽になれます。
あとは、「全国職業相談センター」のように、悩み相談に対応している組織とかもあるそうです。
心療内科でも、場所によっては、有料ですがカウンセリングをやっているので、試してみるのもいいかもしれません。
僕が通っていた心療内科では、いつもカウンセリングルームは満室でした。
ちなみに僕自身は、会社が提携していた、メンタルヘルスの相談室をよく利用していました。
やっぱり、話を聞いてもらえるってだけでも、だいぶ気持ちが楽になりますね。
環境を変える
どれだけ周りに相談しても、ダメなことって、あると思います。
そんなときは、やはり環境を変えるべきです。
まず思いつくのが、「異動」ですね。
- 相談しても、何の改善の道も開けなかった場合。
- 改善してくれたものの、やっぱり、自分には向かない業務内容だと感じた場合。
思い切って、環境を変えるべきです。
よく、「仕事についていけない」という悩みに対して・・・
- 勉強して、スキルを上げよう!
- 周囲と協力し合おう!
- 業務を効率化しよう!
という風に、「自分の能力」を高めて、何とかすべきだ!とアドバイスする人がいます。
じつは、僕が上司に、思い切って「仕事がしんどい」と相談したときに、上の3つを言われたんですよ。
「何か改善できるかもしれないから、チェックしてみようか・・・」
なんて、言い始めて・・・
たしかに、あまりにもダメダメな働きぶりの人にとっては、効果的なアドバイスです。
新人の方や、異動してきて間もない方の場合は、劇的に変化する可能性もあります。
でも、おそらく、今この文章を読んでる、あなたは・・・
もう、じゅうぶん、頑張っている方だと思います。
なので、やっぱり今の業務内容は、自分と「合っていない」だけなのです。
繰り返しますが、あくまで「合っていない」だけです。
あなたがダメなわけではありません。
あなたを使いこなせていない、上の人が悪いんです。
「でも、今から異動となると、新しい業務内容をイチから覚えなきゃいけないし・・・」
「異動先で、また新しい人間関係を作らなきゃいけない・・・うまくなじめるか心配だ・・・」
新しい環境に飛び込むのって、勇気がいりますよね。
とくに、異動を経験したことのない、若い社会人の方なら、なおさら不安でしょう。
それでも、環境を変えたほうがいいと、僕は思います。
そもそも、人間の得意・不得意や、性格・相性などは、そう簡単に変わりません。
「三つ子の魂百まで」という言葉があるとおり、人間って、変わらないんです。
なので、もしあなたが、今の業務が合わないと感じているなら、環境を変えないかぎり、合わない仕事をし続けることになります。
もちろん、何らかの対策を取らない限り、かなりのストレスを溜め込むことになるでしょう。
やはり、環境を変えるのがベターだと、僕は思います。
でも・・・本当に分かるんですよ、環境を変えたくない気持ち。
なにせ、僕自信が、頑なに異動をためらっていましたから。
やっぱり、怖いですよね。新しい環境って。
でも、結果として僕は、嫌な仕事を続けた果てに、メンタルを壊しました。
環境を変えた今は、毎日を、すごく楽しく過ごせています。
やっぱり、環境って、大きいんですよ。
転職を選択肢に
環境を変えるという意味では、「転職」も選択肢に入れるべきです。
うまく社内で異動できれば良いのですが、会社の状況によっては、数年かかったり、異動そのものが不可能なケースもあります。
異動できない間、あなたは、自分に合わない仕事を続け、ストレスを溜め込んでしまうかもしれません。
そんなとき、転職という「選択肢」があるということを、知っているだけでも、気が楽になります。
転職を「する・しない」はともかく、頭の中の「選択肢」として、持っておくんです。
あと、そもそも今の会社に、自分に合った仕事が無い場合は、なおさら転職を「選択肢」に入れるべきです。
そうしないと、毎日ストレスを溜め込む生活になってしまいます。
ちなみに、なぜ、転職を「選択肢」に入れるべきかといいますと・・・
もし、メンタル不調が始まってしまうと、転職という選択肢すら、見えてこなくなるからです。
もちろん、転職サイトへの登録や、情報集めなんて、しんどくて出来ません。
ちなみに僕が、メンタル不調⇒休職したときも、転職という「選択肢」すら、頭に浮かびませんでした。
もし転職という選択肢が頭にあれば、元気なうちにWeb系の企業とかチェックしてただろうなぁ・・・。
結構、後悔しているんです。転職を考えなかったことに。
転職サイトは、無料で登録できるところが多いです。
登録すると、性格診断や、適正年収チェックなどのツールが使えるところもあります。
転職活動をするかどうかは置いといて、登録しておくだけでも、「選択肢」が広がります。
自分の仕事に集中していると、社外のことって、ほとんど見えなくなります。
転職サイトに登録することで、他の業界・会社のことを知れるので、かなり世界が広がります。
今の仕事よりも、ワクワクする、やってみたい仕事が見つかるかもしれません。
自分の視野や、可能性を広げられることも、転職サイトに登録する大きなメリットだと思います。
有名なところだと、リクナビNEXTあたりが、実績もありますのでおすすめです。
5分くらいで登録できますので、今のうちに、「選択肢」を広げておくのをおすすめします。
さいごに
とにかく、自信を失わないでください。
あなたは、すでに頑張っているのですから。
悩みを打ち明けられる人を見つけて、思いを吐き出しましょう。
上司に相談して、改善の道をさぐりましょう。
仕事が自分に合っていないと感じたら、環境を変えるべきです。
合わないものは、合わないのですから。
そして、いざというときに「転職」という選択肢も、頭に入れときましょう。
さいごに、何度でも言います。
あなたは、自信を持っていい!