復職に向けた通勤訓練のやり方と気をつけたこと【経験談】

「通勤訓練って、何をすればいいのだろう?」

「通勤訓練で、気をつけることってある?」

そんな疑問に答えられるように、記事を書きました。

 

こんにちは、こんばんは。

田舎デスクワーカーのtakaiです。

 

僕は、適応障害で10ヶ月ほど休職したことがあります。

症状が回復し、復職が視野に入ってきたタイミングで、通勤訓練を始めました。

産業医の先生に勧められたことがきっかけです。

だいたい、1ヶ月くらいは続けていました。

 

今回は、僕の経験を踏まえたうえで、通勤訓練のやり方と気をつけたことをまとめてみました。

通勤訓練について知りたい方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

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復職に向けた通勤訓練とは?

train02 復職に向けた通勤訓練のやり方と気をつけたこと【経験談】

通勤訓練とは、その名のとおり、通勤のシミュレーションをする訓練です。

朝、始業時間に間に合うように家を出て、実際に利用する交通機関を利用し、会社の近くまで行きます。

電車通勤の方は、休職する前に利用していた路線やルートを利用します。

休職している人にとっては、通勤訓練は精神的・肉体的にも負担が大きいです。

なので、通勤訓練は、症状がだいぶ回復し、復職が視野に入ったタイミングで実施するのがいいと思います。

僕は、復職する1ヶ月くらい前から少しずつ始めました。

復職に向けた通勤訓練の目的は?

通勤訓練の目的は、「通勤に慣れる」ことと、「自信をつける」ことだと思います。

どちらも、復職するにあたって、超重要だと思っています。

通勤に慣れる

train02 復職に向けた通勤訓練のやり方と気をつけたこと【経験談】

個人的には、復職が視野に入ったら、通勤訓練は絶対にやるべきだと思っています。

なぜなら、朝の通勤って、肉体的・精神的にも、想像以上に疲れるからです。

 

僕は通勤訓練を始めた頃、会社に近づくだけで、嫌なことを思い出して冷や汗が出ました。

やっぱり、会社で辛かったこととか、どうしても思い出してしまうんです。

 

あとは、会社まで歩いているときの、人混みや周りの目も気になります。

「僕は、どう見られているのかな・・・」

「同僚と会っちゃったら、嫌だなぁ・・・」

最初のうちは、↑こんなことが気になりました。

 

ですが、訓練を続けていると、次第に慣れてきて、会社への恐怖感や、周りの目も、そこまで気にならなくなりました。

もちろん、ゼロではありませんが、だいぶ軽減されました。

 

もし、通勤訓練をやっていなかったら。

たぶん、復職初日に大変な思いをしていたと思います。

会社に実際に近づいて、リアルで見る経験って、本当に大切です。

自信をつける

 

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通勤訓練は、上でも書いたとおり、休職している人にとっては、大変な訓練です。

ですが、通勤訓練が出来るようになると、それが大きな自信につながります。

 

僕の場合、通勤訓練に慣れてくると、

「あぁ・・・、僕、周りの人たちと同じように、出社できている・・・」

と思えるようになってきました。

ここまでくると、復職へのモチベーションも高まります。

 

休職中は、実際の勤務を経験することができません。

ですが、「通勤」に関しては、休職中でもリアルな経験が可能です。

ある意味、通勤訓練が、最も「復職」を意識できる体験かもしれません。

 

通勤訓練というリアルな体験を重ねることは、確実に自信につながります。

その自信が、復職に向けたモチベーションや、勇気を高めるのに役立ちます。

復職に向けた通勤訓練で気をつけること

train02 復職に向けた通勤訓練のやり方と気をつけたこと【経験談】

やはり、「焦らない」ことだと思います。

最初から、カンペキに通勤訓練をこなそうとするのは、大変です。

なので、個人的には、段階的に試していくのがいいと思います。

 

僕は最初、カンペキに通勤訓練をこなそうとしました。

ですが、乗車中に気分が悪くなって、途中で下車したことがあります。

フルで通勤訓練をするには、まだ早い段階でした。

 

通勤訓練をする際には、まずは、人の空いている時間帯で、試しにやってみるといいと思います。

朝のラッシュを避けた、早朝の時間帯とか。

早朝がしんどい場合は、お昼や夕方など、通勤・帰宅ラッシュを避けた時間帯とか。

まずは、会社の近くまで行ってみることを目標にすればいいと思います。

 

それが出来たなら、今度は、実際の出勤時間どおりに、通勤訓練をしてみましょう。

これが出来るようになると、「復職まで、だいぶ近づいているなぁ・・・」と感じると思います。

2週間ほど続けられるようになれば、かなりの自信になるはずです。

 

あとは、余裕があればですが・・・

朝の通勤ラッシュ時間帯は、経験しておいたほうがいいかもしれません。

人によっては、朝のラッシュ時間を避けて、通勤していた方も多いはずです。

僕も、休職する前は、早めに家を出ていました。

 

ただ、ラッシュを避けていても、仕方なく巻き込まれることって、ありますよね。

電車の遅延やトラブル等で、混み合っていたりとか。

単純に、寝坊してしまって、ラッシュ時間帯の電車に乗るしかない時とか。

 

そんなときに備えて、通勤ラッシュ時間帯も、今のうちに経験しておいたほうがいいと思います。

ただし、ラッシュ時間帯は、肉体的にも精神的にもキツいので、本当に自信がある場合にのみ、実施しましょう。

さいごに

通勤訓練は、休職している人にとっては、本当に大変な訓練です。

人混みはしんどいですし、周りの目も気になるし。

何より、朝がしんどいです。

 

ですが、通勤訓練をきちんとこなせるようになると、一気に、復職への道が近づくと思います。

無理せず、焦らず、自分のペースに合わせて訓練していきましょう!

 

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