メンタル休職から復職するための訓練や準備したこと【経験談】

「復職するためには、どんな準備が必要なんだろう?」

「復職するためには、どんな訓練をするといいのだろう?」

そんな悩みを、少しでも解消できるように、記事を書きました。

 

こんにちは、こんばんは。

田舎デスクワーカーのtakaiです。

 

今回は、僕が復職するために実施した、訓練や準備をまとめました。

いち個人の経験談ですが、少しでも参考になれば嬉しいです。

 

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【復職への準備】生活リズムの安定

tokei メンタル休職から復職するための訓練や準備したこと【経験談】

休職中は、生活リズムが乱れがちですよね。

僕は、完全に夜型になっていました。

 

まずは、休職前の、働いていたときと、同じ生活リズムに戻そうとしました。

早寝・早起きスタイルですね!

 

ですが、生活リズムを戻すのは、なかなか大変です。

いきなり早く寝ようとしても、寝付きにくいですし。

いきなり早く起きようとしても、起きるのがしんどいですし。

 

なので、1日30分~1時間くらいのペースで、ゆっくりと、戻していきました。

「今日は1時間早く寝て、1時間早く起きよう」みたいな感じで。

 

あと、寝る前は、テレビ・スマホ・パソコンなどを見ないようにしました。

テレビやスマホなどの光(ブルーライト)は、眠気を奪ってしまうそうです。

 

そして、朝起きたら、かならず朝日を浴びるようにしました。

朝日を浴びることで、体内時計がリセットされやすくなるそうですよ!

【復職への準備】生活記録表の記入

tokei メンタル休職から復職するための訓練や準備したこと【経験談】

休職中は、毎日、生活記録表を記入していました。

生活記録表とは、1日の行動内容や、睡眠時間、疲労度、気分などを記入するシートです。

 

僕の場合、会社から指定されたフォーマットに記入していました。

ネット上にも、色んなフォーマットがたくさんアップされています。

どれも、記入項目は似ているので、気に入ったものを使うといいと思います。

 

生活記録表を丁寧につけることで、自分の感情の動きやパターンが、見えるようになってきます。

「僕は、〇〇をすると、疲労度4レベルで疲れる」

「僕は、〇〇をすると、気分が3レベルで落ちてしまう」

みたいなことが、つかめるようになってきます。

 

これができると、復職してからの自己コントロールが、やりやすくなります。

「これ以上、作業を続けたら、明日に響くな・・・」

「この手の仕事は、僕の苦手分野だから、強力をお願いしないとな・・・」

みたいなことが、イメージできるようになります。

 

復職直後は、休んでいて遅れた分を取り戻そうと、ついつい焦ってしまいます。

ですが、この焦りが禁物ということは、たぶん聞いたことがあると思います。

 

焦る気持ちを抑え、冷静さを取り戻すうえで、自己コントロールは大切です。

自己管理能力を高める際には、生活記録表の記入は、とても有効でした。

 

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生活記録表を書くときは、丁寧に、正直に書かなければ意味がありません。復職を焦るあまり「盛って」書いてはダメです。詳しくは、こちらの記事でまとめています。

生活記録表を書くメリット。復職後も役立っています

 

 

【復職への準備】通勤訓練

 

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症状が落ち着いてきたタイミングで、通勤訓練をはじめました。

休職する前と、同じ時間帯・同じルートで、会社まで向かいます。

当時の僕は、会社までたどり着いた後、少し時間を潰してリワークプログラム(後述)に通う、というサイクルでした。

 

会社の近くまで行くのって、かなり辛いと思います。

電車に乗ったり、会社まで歩くのは、体力的にしんどいです。

 

そしてなにより、「会社に近づく」ってことが、かなり精神的にキツイですよね。

色々と、思い出してしまいます。

 

なので、通勤訓練は、あくまで復職が近づいたタイミングで実施しました。

そうでないと、かなり辛いと思います。

会社までの交通費もかかりますし。

 

あと、通勤訓練をするときは、通勤ラッシュの時間帯も経験しておくべきだと思います。

普段は避けていたとしても、いつ巻き込まれるか、分かりませんので。

ただ、かなり負担が掛かると思いますので、十分回復しているタイミングで実施するといいと思います。

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当時の僕は、東京メトロ東西線ユーザーでした。あそこは、朝ヤバイくらい混みます(笑)しかも、しょっちゅう止まるんですよね・・・

 

僕がやっていた通勤訓練の方法と気をつけたことを、こちらの記事にまとめました。

復職に向けた通勤訓練のやり方と気をつけたこと【経験談】

 

 

【復職への準備】図書館での学習・読書

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リワークが早めに終わった日は、訓練も兼ねて、定時の時間まで図書館で学習していました。

そのときに、仕事に復帰したときに活かせそうな、資格・スキルに関する学習をしていました。

 

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僕の場合は、IT系資格がメインでした。

 

図書館で学習することで、長時間、資料を読む練習になります。

座ったまま、長時間集中することは、事務作業の訓練にもなります。

もちろん、学んだことは、復職後も活かせます。

 

また、仕事に関する資格やスキルを学ぶことで、

「復職したら、仕事についていけるだろうか・・・」

という不安が和らぎました。

やっぱり、何かしら手をつけていると、それだけで安心します。

 

あとは、メンタル系の本も、よく読んでいました。認知行動療法とか。

リワークプログラム(後述)でもらった資料を復習したりもしていました。

【復職への準備】リワークプログラムへの参加

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症状が落ち着いてからは、復職に向けてリワークプログラムに参加しました。

リワークプログラムとは、職場復帰に向けたリハビリを実施する機関で行われているプログラムです。

リワークとは、return to workの略語です。気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。

引用元:リワークプログラムについて|日本うつ病リワーク協会

リワークプログラムは、医療機関や、独立行政法人など、さまざまな機関が実施しています。

僕が通っていたのは、会社が勧めてきたリワーク機関でした。

 

他のリワーク機関も気になったので、説明会に参加したこともあります。

ですが、僕が説明会に参加したリワーク機関は、満席に近い状態でした。

参加できるのが2ヶ月後と聞いて、こちらは諦めることにしました。

 

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メンタル不調を抱える人は多いんだな・・・と、改めて気づかされました。

 

リワークプログラムでは、復職を目指している人たちと、一緒にプログラムに取り組みます。

グループ活動をすることもあるので、一人でリハビリしているときよりも、負担が高まります。

ですが、その分、復職に向けて、しっかりとした準備ができます。

 

また、リワークプログラムでは、事務作業のトレーニングや、メンタルヘルスに役立つ知識を学べます。

これらのトレーニングや知識は、復職後も、大いに役立つことばかりです。

 

さらに言うと、自分と同じように、メンタル休職を経験している人と話せる機会は、とても貴重です。

お話を聞けたり、悩みを共有できたり、とにかく勇気づけられることが多いです。

さいごに

休職中は、自分が思っている以上に、体力や集中力が落ちています。

これは、仕方のないことですので、焦らず、トレーニングしていくといいかと思います。

 

職場に復帰したあとも、焦りは禁物です。

復職直後に、焦って無理をしてしまい、体調を崩すケースは多いです。

 

「自分は、無理をしていないか」

ということを、自分でチェックできるかどうかが、ポイントになると考えています。

自分のことを管理できるようになるためにも、少しずつ、訓練を続けていくことが大切だと思います。

 

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