休職中に生活記録表を書くメリット。復職後も役立ってます

「生活記録表、書くの面倒くさい!!」

そう思っている方、多いと思います。

 

僕も書き始めの頃は、大っ嫌いでした。

書くことが多くて、時間が掛かるし、とにかく面倒!

「復職するためだ、我慢して書くか・・・」

くらいの気持ちで、体裁だけ整えて、適当に提出していました。

 

結論から言うと、生活記録表、超大切です。

少なくとも僕は、考えを改めて、しっかり書くようになりました。

この経験は、復職後や、その後の人生でも活かせます!

 

この記事では、生活記録表について、考えを改めたきっかけや、僕が思うメリットなどをまとめました!

少しでも参考になれば嬉しいです!

 

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僕は生活記録表をナメてました・・・

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メンタル不調で休職している方で、「生活記録表」を書いている方は多いと思います。

会社によっては、提出が義務付けられているところもあると思います。

僕が休職していたときは、産業医面談のたびに、生活記録表(生活リズム表)を提出するように言われていました。

 

ぶっちゃけ・・・ですが、生活記録表って、書くの超面倒くさくないですか?

その日の行動を細かく書かなきゃいけないし、その日の体調や、実施したことをメモしなきゃいけないし、しかも、それを毎日毎日、書かなきゃいけないし・・・

 

僕が生活記録表を書き始めた当初は、苦痛でたまらなかったです。

面倒なので、数日おきに、まとめてガーっと書いちゃったり、体調も、なんとなくテキトーに記載したり。

「復職するためには、コレ、提出しなきゃいけないからなぁ・・・」

くらいの気持ちで、とりあえず体裁だけ整えて、提出していました。

 

でも、手抜きの生活記録表って、見る人が見れば、一発でバレるんですよね・・・

休職2ヶ月目くらいの産業医面談で、先生に言われてしまいました。

「takaiさん、生活リズム表、ちゃんと書いてくださいね」

「は、はい・・・」と答えるしかありませんでした。

 

産業医の先生は、その後も・・・

「復職している人は、もっと細かく書いてるよ」

「もっと自分の体調の変化を見ないと」

「特記欄にも、その日やったことをメモしないと」

みたいなことを、立て続けに言ってました。

 

正直、あー面倒くさいなぁ・・・くらいの気持ちで聞いていましたが、先生に言われたからには、書き方を改めるしかありません。

それに、ここまでコケにされてしまって、ムカつく、悔しいという思いが湧き上がってきました。

 

「こうなりゃ、誰にも文句言われないような、完璧な生活記録表を作ってやる!」

そんな思いで、「生活記録表ガチ勢」を目指して、毎日、細かく書き始めるようになりました。

今になって思えば、指摘してくださった産業医の先生には、感謝の言葉しかありません。

生活記録表をガチで書き始めて、見えてきたこと

 

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「ガチで生活記録表を書いてみよう!」

と決意したものの、最初のうちは、細かく書けずに苦労しました。

というのも、自分の体調や気分の変化を、とらえることができなかったからです。

 

たとえば「なんかダルいな・・・」と感じたとして・・・

  • そのダルさは、5段階評価だと、どれくらいのレベル?
  • そのダルさは、肉体的な疲労?それとも精神的?
  • そのダルさは、何が原因?思い当たるフシはある?

このあたりのことが、自分のこととはいえ、具体的につかめませんでした。

これまでの人生で、自分の体調について、細かく見つめた経験が無かったので、仕方なかったのかもしれません。

 

とはいえ、生活記録表を充実させるためには、自分自身の体調データを細かく書かないといけません。

なので、ネタ探しをするような感覚で、自分の体調・気分の変化を、逐一メモするようにしました。

少しでも心がザワついたり、疲れを感じたら、スマホのメモアプリに書き込んでました。

 

こうして、自分の体調・気分を常にチェックしながら、生活記録表を書いていくと・・・

気づけば、自分自身に関する、詳細な体調データが集まっていたんです。

 

たとえば僕の場合・・・

「2kmランニングなら疲れは残らないけど、4kmだと翌日に響いているな・・・」

「体調がレベル3のときは、運動よりも、アロマのほうがリフレッシュできてるな・・・」

みたいなことが、見えてきました。

 

そのほかにも、自分の体調を、これまでより細かく把握できるようになりました。

「今の疲れはレベル2だから、まだ、頑張れるな・・・」

「今の気分はレベル4で、かなり落ちてるから、今日はもう寝よう」

みたいな感じで、自己管理能力が、かなり上がったと思います。

 

たぶん、これらのことって、「生活記録表を付けるメリット」として有名だと思います。

でも、頭で理解していたこれらのメリットを「実感」できたのは、大きかったと思います。

休職中に色々なトレーニングをしましたが、自己管理能力アップは最も有益だったことのひとつです。

 

 

あと、生活記録表を細かく書いていると、産業医の先生や、カウンセラーの先生とのコミュニケーションも、加速します。

当たり前ですが、ネタが多いと、それだけ話も膨らみますものね。

「体調が悪くて、〇〇がきっかけと書いているけど、このとき、どう思った?」

「ランニングの翌日に気分が落ち込んでいるようだけど、どう思う?」

みたいな感じで、自分では気づかなかった視点での意見を、たくさん貰えるようになりました。

生活記録表を書く時は、カッコつけちゃいけない!

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生活記録表は、復職の可否を決める判断材料となります。

なので、早く復職したいあまり、ついつい「カッコよく」書いてしまいがちな気がします。

少なくとも僕は、最初のうちは少し「盛って」書いてました。

 

体調がメチャメチャ悪い日でも、「少し不調です」くらいに書いちゃったり・・・

なんとなく気分が悪い日でも、「今日の体調は普通です」みたいに書いちゃったり・・・

 

結論から言うと、コレ、何のメリットもありません。

なぜなら、生活記録表をごまかして復職すると、後々苦労すると思うからです。

 

復職直後って、やっぱり緊張しますし、仕事のパフォーマンスも落ちています。

精神的にもしんどくなりますし、ついつい、無理をしがちです。

僕が復職したときも、1週間くらいは、毎日冷や汗かきながら仕事してました。

 

もし、自分自身について、十分な分析が出来ていなかった場合。

復職後の体調管理に、とても苦労すると思います。

無理をしすぎて、再び休職・・・ということもあり得ます。

 

一方で、自分自身について、きちんと分析できていれば、復職もスムーズにいきやすいと思います。

自分が疲れやすい作業や、自分が嫌だと感じる状況などを知っていれば、あらかじめ準備することができます。

また、自分がもっともリラックスできる方法や、ストレス解消法を知っていれば、疲労も溜まりにくくなります。

言うまでもなく、これらのことは「生活記録表」を付けることで、身に付きやすいです。

 

生活リズム表は、復職するためではなく、自分自身を分析するために付けるものだと思っています。

なので、恥ずかしがらず、カッコつけず、正直に書いたほうがいいです。

「体調が悪いって書くと、復職が遠のきそう・・・」

「体調が悪いって書くと、先生から色々ツッコまれそう・・・」

なんてことは、絶対に思わないほうがいいです。

自分自身を分析する貴重な「チャンス」を、逃してはいけないです!

生活記録表を、楽しみながら書くには?

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とはいえ、生活記録表を書くのは、最初のうちは、どうしても面倒です。

いかにして、生活記録表を書くモチベーションをキープし続けるか、ってのは、大切だと思います。

 

これはあくまで僕のケースですが・・・

生活記録表を楽しく書くために、「夏休みの自由研究」みたいな感覚で、記録していました。

人間観察みたいな感じで、自分のデータを、逐一、とっていくんです。

 

こういうことをすると気分良くなるんだ・・・

あ、こういうことで、意外と疲れるんだ・・・

 

みたいな、新たな発見が、わりと見つかります。

これ、意外と楽しいです。

ちょっとしたゲーム感覚で書いていくと、モチベーションの維持につながるのかな・・・と思います。

さいごに

自分を知る方法って、色々あると思いますが、僕の人生でもっとも役に立っているのが「生活記録表」です。

生活記録表をガッツリ書いた経験のおかげで、自分の傾向や、自分の体調・気分に敏感になれました。

僕自身、まだまだなところは多いと思いますが、少なくとも、成長はしていると思います。

 

自分の体調や気分をきちんと把握するためには、練習が必要だと思います。

その練習として、生活記録表は、本当に優れていると思います。

後々見返すことで、新たな発見もありますし、いいことづくめです。

 

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